貯金のために必ずするべきものでもない!財形貯蓄制度のメリットとデメリットとは?

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「財形貯蓄」という言葉は、会社に勤めている多くの人は聞いたことがあるでしょう。
新入社員の時に、人事部局や先輩から勧められて加入している人もいるかと思います。
実際、財形貯蓄制度は、貯金ができない人ほどおススメしたいものです。

しかし、人によっては、自分でお金のやりくりをした方が良い場合もあります。
そのため、一概に「財形貯蓄はやるべき!」というものでもありません。
では、そもそも「財形貯蓄制度」とは、どういうものでしょうか?
今回は、貯金のために必ずするべきものでもない!財形貯蓄制度のメリットとデメリットについて、ご紹介します。

財形貯蓄制度にも様々な種類がある!

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「財形貯蓄制度」という言葉は聞いたことがあっても、それがどういうものかきちんとわかっている人は多くないと思います。
まずは、そもそも「財形貯蓄制度とは?」という部分について、ご紹介します。

財形貯蓄制度とは?

「財形貯蓄制度」とは、勤労者財産形成促進法に基いて企業が導入する福利厚生のひとつです。
会社員や公務員などの給料やボーナスから天引きで、お金を貯めることが出来るものです。
勤務先が認めれば、契約社員やアルバイトなどの人でも利用することができます。
ただし、会社の役員や自営業の人は対象となりません

財形貯蓄制度の種類とは?

財形貯蓄制度には、3つの種類があります。
それぞれ種類ごとに、使用目的が限定されます。

  • 財形住宅貯蓄(住宅購入)
  • 財形年金貯蓄(老後資金)
  • 一般財形貯蓄(その他)

財形住宅貯蓄

貯蓄の使用目的は、住宅の購入、建設やリフォームに必要な資金を貯めることに限られます
利用ができるのは、満55歳未満の勤労者です。
そして、大きなメリットとして、財形年金貯蓄と合わせて、元本550万円までは利息に対しての税金がかかりません
ただし、目的外の貯蓄の使用に対する利息は、課税対象となります。

財形年金貯蓄

貯蓄の使用目的は、老後資金の貯蓄に限られます
利用ができるのは、満55歳未満の勤労者です。
財形住宅貯蓄と同じく、メリットとして、財形住宅貯蓄と合わせて、元本550万円までは利息に対しての税金がかかりません
ただし、目的外の貯蓄の使用に対する利息は、課税対象となります。
主に、公的年金だけでは不安な人や60歳から年金を受け取りたい人が、私的な年金として利用しています。
また、積み立て終了から年金受け取り開始まで、5年以内の据え置き期間を設定することができます。

一般財形貯蓄

貯蓄の使用目的は、使用する用途が限定されていない自由なお金です。
勤務先の会社で財形貯蓄を行なっていれば、誰でも利用することができます。
しかし、財形住宅貯蓄や財形年金貯蓄のような税金面での優遇措置はありません。
利息に対して、約20%の税金が課税されます
財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄は一人一契約しか出来ませんが、一般財形貯蓄はいくつでも契約することができます。
更に、貯蓄を始めてから1年経過後は、自由に引き出すことができます

財形貯蓄のメリットとは?

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財形貯蓄には、様々なメリットがあります。
その内容について、確認していきましょう。

給与から天引きされる!

財形貯蓄の一番のメリットは、給与からの天引きによる強制的な貯蓄です。
貯金ができない人やお金があれば使ってしまうような人にはおススメです。
財形貯蓄を上手く活用して、しっかりと貯金へ繋げていきましょう。

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目的別に貯金ができる!

財形貯蓄のメリットは、目的別に貯金が出来ることです。
住宅のためや老後のためなど、目的意識を持つことで、しっかりとお金を貯めることができます。
お金を自分で管理するのが苦手な人ほど、自分で管理する必要がなく、確実に貯金ができるメリットがあります。

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税金が優遇される!

財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄は、合わせて550万円までは、利息に対して税金がかかりません
一方、一般財形貯蓄の場合は、利息に対して約20%の税金がかかります。
利息といっても、0.01%以下とかなり低いので、優遇される金額もそこまで多くはありませんが、払わなくて済むものであれば、それに越したことはないでしょう。

住宅ローン融資が利用できる!

財形貯蓄を利用している大きなメリットとして、住宅ローンの融資を利用することができることです。
財形貯蓄を1年以上継続し残高が50万円以上あれば、残高の10倍まで融資を受けることができます。
上限は4,000万円で、住宅購入価格の80%まで借り入れることができます。
比較的低金利でローンを借りることができる制度なので、住宅購入やリフォームを将来的に考えている人は活用するべきでしょう。

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財形貯蓄のデメリットとは?

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では次に、財形貯蓄のデメリットとは何でしょうか?
その内容について、確認してみましょう。

利用できる人が限られている!

まず絶対条件としては、勤務先が財形貯蓄を導入していることです。
また自営業の人は、財形貯蓄制度を利用することができません
公務員の場合は、共済組合貯金という類似した制度もあります。
共済組合貯金は、元本保証がない分、高利率で運用できることが特徴です。
職種や勤務先によって、財形貯蓄制度は利用できないものだと覚えておきましょう。

利用目的が限られている!

メリットでもお話したのですが、利用目的が限られていることがデメリットでもあります
財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄は、使用用途がそれぞれ規定されています。
そのため、他のことでお金が必要になったとしても、原則利用することができません
特に目的がない場合は、一般財形貯蓄を活用するようにしましょう。

利率が低い!

どの銀行でも、利率はほとんどないに等しいです。
例えば、大手2社(みずほ銀行と三菱UFJ銀行)の利率を見ても、ともに財形貯蓄の金利は、0.01%です。
つまり、財形貯蓄による運用益は、期待することができません

契約の変更は手間がかかる!

契約の変更は、簡単にすることができません。
銀行の預金のようなお金の出し入れは、できません。
お金の引き出しや解約をするためには、一定の手続きが必要です。
そのため、何か変更になった時には、手続きの手間がかかります。

どれくらい貯蓄すべきなのか?

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財形貯蓄を始める場合に悩むことは、「毎月どれくらい貯蓄するか?」ということです。
一気に貯蓄ばかりするのではなく、生活に支障をきたさないようにしましょう。
普通の預金とは違って、財形貯蓄の場合は引き出す際に多くの手間がかかってしまいます。
そのため、しっかり生活費を考慮して貯蓄する必要があります。
ひとつの目安として、収入によって変わりますが、最初は手取りの約5%を貯蓄することが安全です。
そして、徐々に8%や10%と徐々に割合を上げていけば良いでしょう。

まとめ

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今回は、貯金のために必ずするべきものでもない!財形貯蓄制度のメリットとデメリットについて、ご紹介しました。
財形貯蓄制度は、基本的に自分でお金を貯めることができない人におススメです。
強制的に貯金をすることができます。
そして、実は3種類に分かれており、それぞれ用途が違うこともしっかり覚えておきましょう。
財形貯蓄制度は利率が低く、税金の優遇もそこまで大きくないので、運用による利益が目的の人は、確定拠出年金(iDeCo)を検討してみても良いでしょう。

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